地震から1ヶ月が経ちました。
自分に出来ることが悲しいくらいなにもなくて、立ちすくんでしまっていました。
平常心を保ち自分にできる日々の生活を続ける事が大切。
私もそう思っていますが、いつものように迷いなく向き合えていない事に気づきました。
まだお湯が出ない不便な生活をしている両親の事、被災地の映像で見る色んな立場の方の
状況を考えると、気分を切り替えるのはそう簡単ではありません。
今朝、明治神宮に行ってきました。
気持ちの良い場所です。
いつも少しの間、境内にいると心が落ち着きます。
ベンチに坐って境内を眺めていると、色んなシーンが見えてきます。
入社したての方々でしょうか、記念写真を撮っている大きなグループがいました。
就活祈願かしら?リクルートスーツの女の子が真剣な面持ちで境内を横切ります。
バスガイドさん達の新人研修の場面にも遭遇しました。
大鳥居の前で、説明するときの立ち位置の指導を受けるフレッシュなガイドさん達。
みんな笑顔で、新しいことのはじまりの季節。
いつも外国人でいっぱいの明治神宮ですが、今日見かけたのはひと家族だけ。
イギリスのルートンから一昨日遊びにきたおじいちゃん、おばあちゃんを連れて
観光中という若夫婦と女の子。
優しそうなおばあちゃんに日本の感想を聞いてみました。
「日本は本当に美しい、人がみんな優しくて素晴らしい国。いっぺんで大好きになりました」
本当に嬉しかったです。
この美しい国にずっと安心して住み続けたいと心から願いました。
今はまだ願う事しか出来ませんが、復興に向けて一生懸命に願い続けようと思います。