2011年9月20日火曜日

光明皇后と正倉院の香薬

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先週末、タイトルのような内容のセミナーを聞きに行きました。
聖武天皇が崩御されたときに、光明皇后があまりの深い悲しみに耐えきれずに
作った宝物殿が正倉院なんだそうです。
仲睦まじかったおふたりの思い出の品を一つ残らず大仏様に献納することで、
崩れくだけそうな心の平静を保ったというエピソードを聞いて、
歴史の教科書にもしこんなお話が書いてあったら、私は歴史が大好きになったに
違いないと思いました。
納められた数々の宝物の目録の中にたくさんの種類の香があったそうです。
麝香、沈香、丁字香、甘松香、安息香など、
リストの中には実際に今も使われている香があり、
1250年も前のものなのに、ほこりひとつ捨てたりせず大切に保管されていると聞き、
大事なものは丁寧に後世に引き継がれているんだなーと、感激しました。
香りのことよりも光明皇后の人物に話の焦点が当たっていて、
それはそれでとても面白かったです。
おととし大流行した阿修羅は、光明皇后が自身のお母様の冥福を祈って作らせた仏像だって、
皆さんはご存知でしたでしょうか??
私は知らなかったので、話のひとつひとつに感動していました。
お話くださった西山厚先生の話し方によるところも大きかったかもしれません。
NHKで子供のころに見た里見八犬伝のナレーションみたい(笑
また西山先生のお話は聴講してみたいと思いました。
話は変わりますが、セミナーは駒場東大の中の会場で行われたのですが、
パーキングから講堂まで移動の間に4カ所蚊にさされ、具合が悪くなりました。
翌明け方にショック状態になって、お腹が痛くなり、貧血して大変でした。
今の蚊はとても強いのでしょうか?
刺された直後、以前刺された場所まで体全体が痒くなったのに驚きました。
もう収まりましたが、お客様をはじめご迷惑をおかけした方々にお詫びします!!
皆様もこんな時期の虫さされにはご注意を。