2017年7月15日土曜日

自分で治す婦人科講座「子宮内膜症の治療法」

時代は腸 by 堀江昭佳

自分で治す婦人科講座第一回目「子宮内膜症の治療法」を、
西洋医学の駒形依子先生と漢方医の堀江昭佳先生から学ぶ会に行ってきました。

思春期の頃から子宮内膜症や卵巣嚢腫など、婦人科系のトラブルに悩まされ続けてきた私にとって、
婦人科にお世話になる機会も多く、いろんなお医者様にお会いする機会がありましたが、
もしも若い頃に依子先生みたいなお医者さんに出会っていたら、
自分の身体への向き合い方がきっと変わっただろうなぁと思いながら、お話を聞いてきました。

ピルなどのホルモン療法や手術をしたところで、
根っこを改善しなければ、再発して一生付き合い続けなければならなくなる。
痛みを解消するために長年ピルを飲み、
赤ちゃんが欲しくなったからとピルを飲むのを辞めたところ、
ホルモンの値が激減していて途方にくれるなんて事もある。
意識して原因を取り除いていく事が大切だと思いました。

勉強会では現在行われている内膜症の具体的な治療の方法と金額、リスク、手術の方法など、
わかりやすく解説してくださいました。
参加者の中には今後内膜症の手術が決まっているなんていう方もいらっしゃって、
不安な気持ちやわからないことを具体的に質問されていました。

決められた診察時間の中だと、よくわからない言葉が出てきても質問できないことってありますよね。
それが依子先生の丁寧な解説でとてもクリアになりました。

子宮が大好きというフリーランスの依子先生、
詳しいブログを書いてらっしゃいますので、
興味を持たれた方はご覧ください。

さらに堀江さんの漢方の話。
漢方の世界には子宮内膜症という言葉はないそうです。

胞宮という言葉が子宮に当たるそう。
脾(胃腸)ー腎(生命力)ー肝(血を蓄える)
など、漢方で使われる言葉を噛み砕いて解説してくださり、
結局どうしたらいいのかということも具体的にアドバイスしてくださいました。

一番は血流改善だそうです。

私が一番心に残った内容は初めにお伝えした「時代は腸なんだよね」

結局のところ、どんなに素晴らしい漢方薬を処方してもらったところで、
それを吸収する腸の働きが弱ければ効果は期待できないという事。

皆さんも聞いたことはあると思う有名な漢方の原料の「高麗人参」も、
腸が汚いと効かないそうです!!

漢方の基本は便秘を治すことから始まると言っても過言ではないらしい。
食物繊維が多くて腸の中に善玉菌が多い人の便は浮いて、
悪玉菌が多い便は腸の中で腐っているので臭くて沈みます。

分解されたエストロゲンは便に混ざって排出されるそうです。
便秘が身体に悪いことは誰でも分かっていると思うけど、
なかなか解消できないからと、放置してしまうのは絶対にやめた方が良さそうです。
なぜなら便秘の人は乳がんの発症率が高いという統計もあるとか。。。

便秘に良いからと言って、レタスやゴボウをたくさん摂っても、
水分が足りないと腸の中で固まって大変なことになるそう。
エコーで見ても白い正体が腫瘍なのか便なのかわからないなんて事もあるそうです。

一刻も早く腸の健康を取り戻したい!!と思われた方のために、、、。

一番手っ取り早いセルフケア。
それは少食にすること。

堀江さんの著書でも夜だけ断食を推奨していますが、
健康になりたければ食べ過ぎはNGだそうです。
健康の源は少食ライフ。

具体的な漢方薬の解説もあり、あっという間の3時間。
20名ほどの参加者の方々のお悩み症状に、2人の先生が熱心に丁寧に答えていたのが、
とても印象的な会でした。

冷えの改善と腸が健康になるよう食生活を再度見直して、
美しい内臓を目指したいと思いました。


マミレヴィ